【世界行ってみたら③・・ベネルクス編】

【世界行ってみたら③・・ベネルクス編】

この写真を今の季節に見て、あの人を思い浮かべない人はいないですよね。

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はい、ご存じサンタさん。

でもよく見て下さい。

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トナカイじゃなくて・・白馬の王子様ならぬ白馬のおじい様状態。

・・・というか。

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というか。

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誰!!

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誰ぇ!!!!!!

混乱された方が多いかと思いますが、このお爺様、
サンタクロースではなくてセント・ニコラウス(=サンタクロースと同じような響きですが)。

サンタクロースのゆえんとも言われるこの人、
聖ニコラス大司教の誕生日をお祝いするセントニコラスデーは、ベネルクス(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)中心にクリスマスよりも前(12月6日とその前)に、そしてクリスマスよりも盛大に行われます。

おととし11月後半にオランダに行ったときには街中にセントニコラスデーの写真やグッズが溢れていたのですが。。

このセントニコラスさん、トナカイにも乗らなきゃ、空も飛ばずに何と船で登場。さすが運河が多いエリア?しかも到着は11月半ばとのことで、いろいろ違和感。

いや、やっぱり最大の違和感は私にはサンタさんにしか見えないニコラスさん(主役)よりも目立っているピエロ風の方々でしょう。 現地で見るポストカードもこの2者の組み合わせ。
最初はジョークかと思いきや、街中にあふれる褐色のピエロに上述の通り 誰!!と思い続けた数日間。(泊まっていたホステルのお兄さんに聞いて解決)

このピエロさん、アフリカ系のムーア人少年、ピートという名前で、プレゼントを配ったりするニコラスさんのお手伝いなのですが、パレードの盛り上げ役でもあるそう。
アフリカ系の奴隷が元になって生まれたキャラクターなのではと人種差別的観点からの批判が最近はあるようですが、現地ではかなり定番キャラな印象でした。

 

クリスマスと似ているようでちょっと違うこのセントニコラスデー、この前紹介したハヌカを祝うユダヤの子供たちのように数日間プレゼント尽くし!と言うわけにはいかないようですが、いい子にしていたらセントニコラスデーにプレゼントがもらえるこの日のために子供たちは必死らしいです。

(悪い子には罰が下るらしいので、そりゃ~クリスマスの子供よりも必死でしょう)

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 オランダは一人旅で自撮りがこっぱずかしくしていないのでw、
その前のミスコンからミススリランカ&インドとくるみ割り人形さんの記念写真

ホリデーシーズンも大詰め、そしてあっという間に2015年になってしまいそうでうね!

皆様 Happy Holidays!