東北ツアーから戻りました!

今回はこれまでの訪問以上に現地の方々とお話させて頂くことも多く、沢山の人と仲良くなれたこと、これが何よりの幸せでした。
ショーをご覧くださったみなさま、真面目な話もふざけた話もして語り合ったみなさま、めちゃくちゃ美味しいご飯を振舞ってくださったあちこちのお店のみなさま、このツアーを企画・実行してくださったみなさま、学生のような青春旅をご一緒できたみなさまありがとうございました!

すっごく楽しい旅でしたが、やはり考えさせられたり、感情に圧倒されそうなこともいっぱい経験しました。

小学校で、海が見える5階の多目的ルームでの公演中。
本編を終えた後子供たちが拍手しながらキャッキャ騒ぎ出して。
海の近くの校舎が流されて、今は別の校舎に間借りしているという1~6年生あわせても75人くらいの小学生。ちょうどダンススクールの生徒たちと同じ年頃で、同じように騒いでいて。
でも、窓の外を見たら海が見えて、本当はこの子たち何人だったんだろうとか思ってしまい、ちょうどアンコールのバラードのイントロが始まって子供たちの笑い声と合わさったら感情が込み上げて来ちゃって、演出の振りをしてwしばらく上を見たまま座っているしかできなかった。

気仙沼の商店街では野外で踊らせて頂きました。
今まで感じたことがない不思議な感覚になりました。
最高5度、最低1度という中で薄着の衣装だったのに歩くだけでも全然寒くなくて、
商店街がセットの映画に迷い込んだような気分で、空を仰いだり海の方を見ていたら空に吸い込まれそうな気分になって、どこまでが現実でどこまでが自分の演出なのか自分でもわからなくなって。

商店街も街並みも、これまで何度も訪問した大都市・仙台とは別世界の小さな町、南三陸町、陸前高田、気仙沼。
仮設住宅だけでなく商店街もコンビニも、携帯ショップやエステも街の中の多くの建物がプレハブで、工事もまだこれから先が長いような、色の無い平地が続いていました。
でも、手作り感のある商店街には活気があり、居酒屋さんには陽気な酔っぱらいの人たちがいてw、まだまだ先は長いのでしょうが、これから何度も行きたくなったし、これからを見れたらいいなと思います。

今回全公演、偶然なのかオープニングは一青窈さんのハナミズキでした。
そして知らなかったけど、最終日前日のライブトーク中にお客さんから教えてもらったこと。
全世界のハナミズキの花は、その原種が陸前高田発祥のものらしいです。
たまたま見つけた、津波でお子さんを亡くしたお母さんの書いた本のタイトルにもなっていました。
陸前高田にハナミズキを植える構想をしていらっしゃるようです。
https://www.facebook.com/hanamizukinomichinoHui

次は3月にまた訪問することが決定しました。
また会いたい!と思う人との出会いがいっぱいだったので本当にこれは嬉しい!

その時には、もっと素敵なハナミズキの作品と、たくさんの皆さんになにかをお届けできるショーを持って伺いたいと思います!
心が揺さぶられる貴重な体験がたくさんできました。
本当に皆様ありがとうございました!
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