3年 / 3years since Great Earthquake

3年 / 3years since Great Earthquake

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あれから3年。被害にあわれた皆様へのお祈りを改めて申し上げます。

3years have passed since the Earthquake we had on March 11th 2011, in North Japan.
I pray for all those who is still in grief and struggling, and I hope you also take a moment to pray for them.

震災後に行った仙台市内チャリティー公演の正直な感想。
市も県もまずは元に戻すのは中心地仙台から、という事だったのか仙台市内には
あの震災から数か月とは思えないくらい爪痕の気配はなく、正直被災地へ来たという実感がしませんでした。

やっぱり実労働をしようとその後通いだした現地のNPO活動拠点は仙台駅からバスでほんの20~30分。
でも、初めて訪れた2011年秋、そこには駅前とは全く違う世界が広がっていました。

上の写真は作業した近くの荒浜小学校。
崩れたままの小学校も衝撃的だったけれど、それよりも衝撃的だったのが

P1060919 何もないこと。ただの空き地に見える。
でも、そこを車で通るとカーナビにコンビニやガソリンスタンドやら、震災前の街並みが表示されるのです。
目の前の実際の景色は瓦礫もすっかり撤去されてゼロの状態になり、
震災のことを知らなければ昔からそうだったと思ってしまうような広大な野原だけなのに。

私がお世話になっているNPOは農業系で、農家さんの畑再開のため土の中の瓦礫を取り除いたりしています。
畑からは家の破片、お茶わんやおもちゃが。胸が痛くなりました。

それでも、ずっと除塩中となっていた田んぼが去年から再び稲をつけ出したり、
伺った先の農家さんがすでに野菜がなっている畑を指さして
”ここもおたくさんが瓦礫とってくれたからこの夏からまた野菜やれてるんだよ~”なんておっしゃったり、
数カ月毎伺うたびに少しずつ復興されているのを感じて嬉しくなります。
でも、なぜ残しているのか聞けなかったけどその畑の隣に波で崩れた車を見るとまだまだと実感したり。P1070751 去年の秋の写真です。まだあるんじゃないかな。

 

寒さを理由に秋から行っていないけれど、また近いうちに行こうと思っています。
行ったことがない方も、今更・・なんて言わずに来てほしい、と現地の方も言っていました。
最初はバスツアー単位でボランティアの方が来てくれたけれど、今はね。。と。
ボランティアに出遅れもなにもないのに、ともおっしゃっていました。
きっとどこの団体も同じ環境ではないでしょうか。
きっとどこの活動も途方もない作業で、やることが多すぎて、
ボランティア参加者が達成感を得られるようなものではないけれど、
だからこそ別の何かを感じられるのではないかと思います。
今年からでも、是非東北に足を運んでみてくださいね!

最後の写真は去年の3月にご一緒したボランティアさん(九州から来ていました!)と
いつもいる大学生スタッフの子と作業後にぱちり。
この背景が、近いうちに野菜や花の色であふれますように。。

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